江戸時代に将軍家や諸大名に愛された蕎麦が有ります。 蕎麦と言えば黒いそばが一般的ですが、 そばの実の中心部は 真っ白な色をしています。 そばの実の外皮を取った後、 外側部分を含まないよう中心部の 真っ白な場所だけを選び挽いた粉はホシが無く純白、 昔は「一俵から一升採れるか採れないか」 と言われたほど少量しか取れませんでした。 真っ白な蕎麦粉が「御前粉」「白雪」と呼ばれるのは その希少性やホシの無い純白に由来すると言われます。 ※当店では「更科粉」と呼んでいます。